【新華社ダカール7月23日】中国の習近平国家主席はセネガルへの公式訪問に先立つ20日、同国の「ル・ソレイユ(Le Soleil)」紙に「中国とセネガル、一致団結を」と題する文章を寄稿した。習近平主席は文章の中で中国とセネガルの関係発展の歴史を振り返り、双方は長期の友好協力パートナーシップから全面的な戦略協力パートナーシップへの飛躍を実現したと表明。両国関係のさらなる発展に期待を示した。
習近平主席は寄稿文で「理解を深め、友誼を増進し、協力を深化させ、中国とセネガルの関係をさらなる発展に導く」と表明し、両国の将来に向けた互恵協力の青写真を描いた。
セネガルのダカール大学の政治・法律科学学院のアマドゥ・アブドラ・ジョップ教授は、習近平主席が寄稿文で、セネガルと中国は平等と相互信頼を堅持し、世界と地域での協力を強化していくべきと表明したことは、セネガルの国際的地位向上と模範的なパートナーシップの構築に有益との見方を示した。
セネガルのダカール大学孔子学院の学生、サナ・バジェさんは寄稿文に深い感銘を受けた。バジェさんは「中国はセネガルにとても多くのサポートと手助けをしてくれた。国家大劇場や道路を修復し、学校を建設してくれた。医療援助も行い、医師を派遣してくれた。セネガル人は中国にとても感謝している」と語った。
習近平氏が寄稿文で示した、「一帯一路」の共同建設をけん引力に、中国・アフリカ協力フォーラムをプラットフォームとし、セネガルと農産物や海産物の貿易加工などの分野での協力を重点的に強化するという考えについて、セネガル市民のファイさんは「セネガルが『一帯一路』建設に参加できることを期待している。そうすればセネガルはより大きな発展を得られるだろう。テレビを見る限り中国人は海産物がとても好きなようなので、より多くの中国人がセネガル人の獲った魚を食べられるようになってほしい」と語った。
セネガル通信社記者のシセ氏は、寄稿文の提出した「教育研究機関や文化団体、報道機関、青年団体の友好交流を強化する」という内容を高く評価した。同氏は「より多くのセネガル学生が中国へ留学し、中国の先進的な経験を持ち帰れば、セネガルはもっと速く発展できる」と語った。
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