【新華社杭州6月24日】中国農業農村部と科学技術部が担当するブロッコリーの優良品種を共同で研究開発するプロジェクト(国家西蘭花良種重大科研聯合攻関項目)が21日、浙江省で正式に発足し、21の関係研究所や大学、種子企業、関係部門が「材料、情報、人材の共同活用に関する協定」に署名した。
中国農業科学院野菜花卉研究所副研究員の李占省氏は、所期の目標に従い、ブロッコリーの「海外の種」による市場独占の現状を打破し、独自の知的財産権を有する優良な品種による国産化を実現すると決意を表明した。
中国のブロッコリー栽培は現在、主に浙江省、雲南省、湖北省、河北省壩上高原、甘粛省蘭州市などで行われている。栽培地の総面積は約100万ムー(約6万6千ヘクタール)に及び、うち浙江省の栽培面積が全体の4分の1を占める。
同プロジェクトの首席専門家、李国景氏によると、プロジェクトは「産学研」(産業・大学・研究開発機関)が一体となって推進し、国内トップクラスのブロッコリー栽培団体が多数参加しており、中国独自の研究開発によって、優良で適応性の強い新品種を生み出すことを目指しているという。
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