【新華社成都6月12日】四川省と中国民用航空局は8日、四川省成都市で、5月14日に飛行中操縦席のガラスが破損するという緊急事態に陥りながらも無事に機体を着陸させた四川航空3U8633便の緊急事態対応成功表彰式を開いた。同機の乗員に「中国民航英雄クルー」の称号が授与され、劉伝健機長には「中国民航英雄機長」の称号が授与された。
四川省と中国民用航空局はまた、劉機長に500万元(1元=約17円)、梁鵬第2機長に200万元、徐瑞辰副操縦士に100万元、その他のクルー6人に100万元の報奨金を授与した。
「中国民航英雄機長」の称号を授与された劉氏は「普通の持ち場で普通でないことをするのが英雄」と述べ、今回の表彰式は新たなスタートであり、今後も着実に業務をこなし、より多くの乗客にサービスを提供していきたいと語った。劉氏の健康状態は現在良好で、事故による大きな影響もなく、身体検査を受け問題がなければ近いうちにフライト業務に復帰できるという。
四川航空3U8633便は5月14日、重慶からラサへの飛行中に操縦席右前方の窓ガラスが破損脱落したため緊急降下した。劉機長ら全乗員は突発事故に冷静に対応し、上空の低圧や低温などの劣悪環境を克服、複数の部門の緊密な連携により、成都双流国際空港へ無事に緊急着陸し、乗客119人、乗員9人の生命と財産を救った。
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