【新華社ベルリン6月7日】ドイツ機械工業連盟(VDMA)がこのほど、公表したデータによると、2017年のドイツのロボットと自動化製品の販売量が過去最高を更新した。なかでも中国市場への販売量は大幅に増え、中国はドイツのロボットと自動化製品の最大の輸出先となった。
統計では、ドイツのロボットと自動化製品の売上高は2017年に過去最高の145億ユーロ(1ユーロ=約130円)に達し、輸出はロボットと自動化製品産業の発展を促進した。そのうち中国市場への輸出は前年比60%増で、アジアのほかの地域への輸出は約20%増となった。
VDMAロボット・自動化部門の責任者は、ロボット・自動化業界は2017年に急成長して、想定以上の販売実績を達成し、自動化市場はきわめて活気に満ち溢れたと語った。
VDMAは、世界の自動化発展のすう勢および生産のデジタル化に支えられ、ドイツのロボットと自動化製品販売額は2018年に前年比9%増の158億ユーロに上ると予測している。
自動化生産の普及により、労働者がロボットに取って替わられる可能性に対し、ケルンに本部を置くドイツ経済研究所(IW )の労働力研究担当の専門家は、一部の分野においては取って替わるケースもあるが、労働者が以前とは違った業務を行い、ロボットと協同で働くようになるという認識を示した。
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