【新華社北京6月5日】北京市規画・国土資源管理委員会は、同市が2020年末までに市内すべての農山村で農村建設プラン策定を完了させると発表した。現時点では71カ村で策定作業が実施されている。 北京市は2017年10月以降、71カ所でモデル村落の建設プラン策定作業を相次ぎ実施した。建設プラン策定西行は「プラン策定の一本化、可視化、現場化」の原則に従い、各村が当面の必要性と長期的な発展性を両立させ、郷土の息吹きと現代化理念を兼ね備える方向で努力を行うべきとされている。
同委員会の担当者によると、委員会が「北京市農村規画ガイドライン(試行)」をもとに実施した北京市「美しい農村」規画作業配置交流研修には農山村の建設プラン策定に参与する50の設計機関が参加したという。委員会では現在、「北京市郷村規画責任者制度の作業プラン」や「北京市郷村規画責任制度推進に関する指導意見」などの制定作業を進めており、今後は一部の優秀な村落プランナーによる専門チームに参加を打診するほか、社会へ呼び掛けや公募を行い、郷村規画責任者による作業チームの設置を目指す。
同委員会はまた、「建築プランナーや建築家、建築デザイナーを公募し、農村へ派遣し美しい農村建設に参加させることに関する提議書」を発表している。社会に向け農村建設プラン策定への参画を希望するグループまた個人を募集し、プランニングや建築などの専門要員の農村部派遣の後押しするこの計画には、すでに200以上の団体や個人が応募し、その人数は1200人を超えている。
中国工程院院士(アカデミー会員)で中国建築設計研究院名誉院長、チーフアーキテクトの崔愷氏は、建築デザイナーを農村部へ派遣することにより、農村の環境空間の質的向上や景観改善のモデル効果やけん引効果が得られると語り、デザイナーの指導と管理のもとで地元農民による自発的な住居の改善や再生が促進されるとの見方を示した。
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