【新華社ロンドン6月3日】メイ英首相は1日、米国が欧州連合(EU)に対する鉄鋼・アルミニウム製品の高関税導入を決定したことに深い失望感を示し、EUと共同で関連産業や労働者を引き続き保護していくと表明した。
メイ氏は同日「米国の不当な決定に深く失望した」と述べ、鉄鋼・アルミニウム産業は英国にとって非常に重要であるだけでなく、防衛分野を含む米国の産業に貢献していると訴えた。
ロス米商務長官は5月31日、トランプ米大統領がEU諸国やカナダ、メキシコに対し鉄鋼・アルミニウム製品の関税免除期限を再延長せず、6月1日以降これらの経済体の鉄鋼製品に25%、アルミニウム製品に10%の関税をそれぞれ徴収するとの決定を表明していた。
米国のこの決定は、米欧間の貿易摩擦をさらにエスカレートさせるとして、EU各界の強烈な不満や批判を招いている。EUの政財界関係者は、米国の自国中心主義の貿易保護行為は、世界貿易機関(WTO)のルールに違反しており、EU各国から大きな反発があるだろうと述べた。
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