【新華社上海5月31日】BRICSが運営する新開発銀行(BRICSの5カ国ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカが運営する国際開発金融機関で、通称BRICS銀行)の祝憲副総裁はこのほど新華社記者の取材を受けた際、同行が年内に中国で人民元建て債権を再度発行し、海上風力発電事業や河北省雄安新区の建設、「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)構築のインフラ事業などのプロジェクトが現在計画中であると明らかにした。
祝憲氏は「新開発銀行はBRICS5カ国の持続可能な発展を支援すると同時に、中国市場の開拓にも引き続き取り組んでいく」と述べ、同行はこれから、プロジェクトの特徴を重視し、科学技術の要素を多く含んだ革新的なプロジェクトを重点的に発展させ、雄安新区の建設や「一帯一路」構築関連のインフラ事業をサポートする方針を示した。また、金融商品とサービスの多元化を促し、担保や株式投資を増やしていくと明らかにした。
新開発銀行は2017年に南アフリカでアフリカ地域センターを設立した。またブラジルで米州初となる支店を年内に設立するという。この2つの機構は、同行がアフリカと米州における、投資事業への準備作業を支援することになる。
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