【新華社ミュンヘン５月３０日】世界最大規模の環境・エネルギー関連の国際見本市「ＩＦＡＴ２０１８」（国際上下水処理・廃棄物処理・再資源化技術専門見本市）がこのほどドイツのミュンヘンで開催され、環境保護に取り組む多くの中国企業が先進的な設備や解決策を発表し、世界中の来場者の注目を集めた。
環境保護設備メーカーの中聯環境は今回、ＥＵ基準を採用し新たに設計した「２５トン車級プレス式ごみ収集車」と「７トン車級自動積み下ろし式ごみ収集車」を展示した。同社海外販売総監のオベール氏は「これら２製品は中国の技術を使用している。中国製のごみ収集車の輸送コストを含めても、国外の同種製品と比べ、価格面で高い競争力を備えている。見本市ではすでに多くの海外の顧客から問い合わせを受け、注文を確認した」と語った。
環境保護サービスプロバイダーの中国天楹は、自社の新モデル「５Ａ都市環境総合サービス」を重点的に紹介した。同サービスは、都市のあらゆるシーン、あらゆる種類のごみを対象に、ごみの発生から最終処理までの全工程を網羅したサービスと管理を提供する。同社の欧州支社プロジェクトエンジニアの許静文氏は「海外進出に当たり、私たちは中国企業として、柔軟性と現地適応性に強みを有している。これは多くの海外の顧客が商談に訪れる要因である」と述べた。
中国光大国際環保技術装備公司は、展示ブースで「ワンストップ型ごみ焼却プロジェクト」の全プロセスを、ビデオグラフィックを用いてデモンストレーションした。光大国際の排煙処理システムの汚染物質排出指標はＥＵの関連基準よりはるかに優れており、技術もすでに世界の５００カ所以上の焼却場で応用に成功し、異なる地域で、異なるプロジェクトの具体的な排出指標要求に基づいて設計を変更することも可能だという。
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