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中国経済は安定の中で上向く基調が続く 李克強氏、経済社会情勢報告
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2018-05-31 13:04:42 | 新華社 | 編集: 张一

  【新華社北京5月31日】中国の李克強共産党中央政治局常務委員・国務院総理は29日、開会中の中国科学院第19回院士大会・中国工程(工学)院第14回院士大会で経済・社会発展情勢報告を行った。

  李克強氏は現在の経済情勢を次のように分析した。今年に入り、中国経済は安定の中で上向く基調が続き、国内総生産(GDP)の伸び率が11四半期連続で6・7%~6・9%に安定し、都市部新規就業が昨年より良く、企業の利益や財政収入が2桁の伸びを実現し、1~4月は1日平均の企業登記数が1・67万社に達した。発展を支える経済構造、エネルギー、成長パターンが引き続き前向きに変化し、経済好転の持続性が強まっている。しかし、中国は依然として社会主義初級段階にあり、世界最大の発展途上国であり、経済発展のための外部環境が複雑に錯綜していることから非常に大きな不確実性がもたらされ、国内に長年にわたり累積した矛盾と新たな挑戦(課題)が目立つことも見て取らなければならない。われわれは中国の発展に対し十分自信を持つ必要があり、また功をあせらないようにし、地道に取り組む必要がある。習近平新時代の中国の特色ある社会主義思想を導きとし、第19回党大会(昨年10月)の精神を全面的に貫き、発展という第一に重要な任務を堅持し、新たな発展理念を実行に移し、党中央と国務院の手配に従い、改革・開放を全面的に深め、市場の活力喚起に力を入れ、内的原動力を高め、内需の潜在力を引き出し、経済・社会の持続的で健全な発展を促進しなければならない。

  李克強氏は次のように強調した。人的・人材資源が中国発展の最大の優位性である。就業(雇用)優先を堅持し、就業・起業支援の最適化を図り、大学卒業生、農民工(出稼ぎ農民)などの重点グループの就業対策に着実取り組まなければならない。中国の膨大な就業人口は発展のだめの巨大エネルギーであり、就業先を広げ、これらの人々が適材適所で、力を発揮できるようにしなければならない。教育優先を堅持し、教育に対する投入を着実に増やし、義務教育に特にしっかり取り組み、職業教育のレベルと大学の質を高め、生涯学習を奨励し、質の高い発展の要求にかなった研究人材、生産能力人材、産業労働者などを育成し、人的資本の資質を高めなければならない。

  李克強氏は次のように述べた。発明創造は基礎研究によって生まれるもので、行政計画で出来るものではなく、科学の法則を尊重し、近道をしようと考えてはならない。政府の投入で企業の投入を引き出し、研究者が真に没頭してオリジナルな研究成果を収めるようにしなければならない。応用研究は革新と発展の融合を図り、「インターネット+」と「大衆起業・万民革新(イノベーション)」に依拠して大中小の企業、研究機関、大学、創客(メイカー)の協力を促し、研究開発の国際協力を推進し、市場のニーズにかなったイノベーションの成果を生み出し、生産力への転換を加速しなければならない。

  李克強氏は次のように述べた。科学研究分野の「放・管・服(行政の簡素化と権限の下部への委譲、規制緩和と管理の結合、サービスの最適化)」改革を深め、イノベーションの生態(環境)を育てなければならない。人材を尊重し、人材を信頼し、失敗に寛容で、科学者を優先する道を開き、研究者の手足を絞っている研究テーマの申告や経費管理、人材評価、成果収益分配などの面の問題解決を急ぎ、国の科学技術研究の報奨金基準を比較的に大幅に高めなければならない。関係部門は関係の政策を整備、実行し、年内に実際の効果を確実にしなければならない。各級政府は引き続き両院院士と広範な研究者の心配事や難題を解消しなければならない。

  劉鶴、陳竺、丁仲礼、武維華、肖捷各氏と路甬祥、桑国衛、宋健、徐匡迪、王志珍、韓啓徳各氏、両院院士ら1300人余りが会議に参加した。

 

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新華網日本語

中国経済は安定の中で上向く基調が続く 李克強氏、経済社会情勢報告

新華網日本語 2018-05-31 13:04:42

  【新華社北京5月31日】中国の李克強共産党中央政治局常務委員・国務院総理は29日、開会中の中国科学院第19回院士大会・中国工程(工学)院第14回院士大会で経済・社会発展情勢報告を行った。

  李克強氏は現在の経済情勢を次のように分析した。今年に入り、中国経済は安定の中で上向く基調が続き、国内総生産(GDP)の伸び率が11四半期連続で6・7%~6・9%に安定し、都市部新規就業が昨年より良く、企業の利益や財政収入が2桁の伸びを実現し、1~4月は1日平均の企業登記数が1・67万社に達した。発展を支える経済構造、エネルギー、成長パターンが引き続き前向きに変化し、経済好転の持続性が強まっている。しかし、中国は依然として社会主義初級段階にあり、世界最大の発展途上国であり、経済発展のための外部環境が複雑に錯綜していることから非常に大きな不確実性がもたらされ、国内に長年にわたり累積した矛盾と新たな挑戦(課題)が目立つことも見て取らなければならない。われわれは中国の発展に対し十分自信を持つ必要があり、また功をあせらないようにし、地道に取り組む必要がある。習近平新時代の中国の特色ある社会主義思想を導きとし、第19回党大会(昨年10月)の精神を全面的に貫き、発展という第一に重要な任務を堅持し、新たな発展理念を実行に移し、党中央と国務院の手配に従い、改革・開放を全面的に深め、市場の活力喚起に力を入れ、内的原動力を高め、内需の潜在力を引き出し、経済・社会の持続的で健全な発展を促進しなければならない。

  李克強氏は次のように強調した。人的・人材資源が中国発展の最大の優位性である。就業(雇用)優先を堅持し、就業・起業支援の最適化を図り、大学卒業生、農民工(出稼ぎ農民)などの重点グループの就業対策に着実取り組まなければならない。中国の膨大な就業人口は発展のだめの巨大エネルギーであり、就業先を広げ、これらの人々が適材適所で、力を発揮できるようにしなければならない。教育優先を堅持し、教育に対する投入を着実に増やし、義務教育に特にしっかり取り組み、職業教育のレベルと大学の質を高め、生涯学習を奨励し、質の高い発展の要求にかなった研究人材、生産能力人材、産業労働者などを育成し、人的資本の資質を高めなければならない。

  李克強氏は次のように述べた。発明創造は基礎研究によって生まれるもので、行政計画で出来るものではなく、科学の法則を尊重し、近道をしようと考えてはならない。政府の投入で企業の投入を引き出し、研究者が真に没頭してオリジナルな研究成果を収めるようにしなければならない。応用研究は革新と発展の融合を図り、「インターネット+」と「大衆起業・万民革新(イノベーション)」に依拠して大中小の企業、研究機関、大学、創客(メイカー)の協力を促し、研究開発の国際協力を推進し、市場のニーズにかなったイノベーションの成果を生み出し、生産力への転換を加速しなければならない。

  李克強氏は次のように述べた。科学研究分野の「放・管・服(行政の簡素化と権限の下部への委譲、規制緩和と管理の結合、サービスの最適化)」改革を深め、イノベーションの生態(環境)を育てなければならない。人材を尊重し、人材を信頼し、失敗に寛容で、科学者を優先する道を開き、研究者の手足を絞っている研究テーマの申告や経費管理、人材評価、成果収益分配などの面の問題解決を急ぎ、国の科学技術研究の報奨金基準を比較的に大幅に高めなければならない。関係部門は関係の政策を整備、実行し、年内に実際の効果を確実にしなければならない。各級政府は引き続き両院院士と広範な研究者の心配事や難題を解消しなければならない。

  劉鶴、陳竺、丁仲礼、武維華、肖捷各氏と路甬祥、桑国衛、宋健、徐匡迪、王志珍、韓啓徳各氏、両院院士ら1300人余りが会議に参加した。

 

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