【新華社海口4月20日】中国農業農村部が設立支援する「南中国海の生物資源調査と評価」特別プロジェクトの一部で、中国熱帯農業科学院(熱科院)が担当するプロジェクトの発足会議がこのほど、海南省海口市で行われた。会議には熱科院の熱帯生物技術研究所・熱帯作物品種資源研究所・椰子研究所や海南大学から専門家30名あまりが出席した。
「南鋒特別プロジェクト第Ⅱ期」と名付けられたこのプロジェクトは、中国水産科学研究院と熱科院が実施責任を負う。研究分野は島や岩礁・浜辺に生育する植物資源や南中国海に生育する海洋微生物・海洋藻類の資源調査や機能評価などに及ぶ。プロジェクトの実施により、これら「資産」の現状が把握でき、人々の南中国海に対する理解と認識を深め、海洋生物資源のさらなる保護に役立つとしている。また、三沙(西沙・中沙・南沙)の島々の農業発展や住環境改善、海洋生物の機能性成分の研究利用による科学的基礎の確立、中国の海洋産業構造の進歩と「海洋強国」戦略の推進、海洋経済の環境への配慮や持続可能な発展に対する科学技術の提供が行われる。
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