【新華社ハーグ4月9日】オランダのマルク・ルッテ首相は「ボアオ・アジアフォーラム2018年年次総会」出席のため中国へ向かう前日、新華社の単独インタビューに応じ「フォーラムは政府やビジネス界、学術界、シンクタンクのリーダーが顔を合わせ世界的なテーマについて見解を分かち合うという素晴らしい機会を提供している。中国政府の招待を受けとても嬉しく思う」と語った。
ルッテ氏は、フォーラムの出席はオランダにとって非常に重要だと語り、世界第2の経済大国である中国が急速な経済成長を遂げる中、オランダも世界で積極的な役割を発揮しており、アジアの多くの国にとって重要な貿易パートナーになっているとの考えを示した。
今回のフォーラムで議題となる「グローバル化と『一帯一路』」「イノベーション」「改革の再出発」などのテーマに関してルッテ氏は、オランダはすべてのテーマを重要視しており、同国企業は「一帯一路」に強い関心を持っていると述べ「『一帯一路』でオランダ企業には多くのチャンスが出現した。オランダ企業は海上物流や港の発展、鉄道や道路建設、サステナビリティ(持続可能性)などの分野で強みを持っており中国をサポート出来る」との認識を示した。
ルッテ氏は、オランダのアムステルダムから中国浙江省の義烏に向かう直通貨物列車が先月出発したことを強調し「両国関係強化の新たな象徴」と称した。中国の改革開放以降、両国関係が発展を続けていることに関しては「前途は明るい。オランダ企業は中国とのビジネスに前向きだ。わが国はより多くの中国企業を迎え入れる準備をすでに整えている」と語った。
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