【新華社ソウル２月２７日】韓国大統領府（青瓦台）が２５日明らかにした情報によると、韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領は同日、平昌市を訪問している朝鮮の高官級代表団と会談、朝鮮側が米国と対話する「十分な用意がある」と示した。
大統領府の金宜謙（キム・ウィギョム）報道官によると、文大統領は同日、冬季五輪閉会式に出席するため韓国を訪問している朝鮮の高官級代表団と平昌市で１時間ほど会談した。文大統領は、冬季五輪期間に韓国と朝鮮の双方が合同チームを結成して競技に参加し、開会式で共に入場したことは全世界に感動をもたらしたと指摘。双方の共同の努力の下、平昌冬季五輪は平和な五輪になったとの見方を示した。
金報道官によると、文大統領は会談の中で「南北関係がより広い範囲でさらに大きな進展を遂げることを希望する」と述べ、朝鮮側は、朝鮮国務委員会の金正恩（キム・ジョンウン）委員長も同様の意向だと応じた。文大統領が、南北関係を改善し、朝鮮半島問題を根本的に解決するため、朝鮮と米国の対話を早期に開始する必要があるとすると、朝鮮側はこれを認め、朝韓関係は朝米関係と共に発展させるべきと表明した。
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