【新華社カイロ2月26日】イエメンの臨時首都アデンの反テロ部隊駐屯地で24日夜、自動車爆弾による連続自爆テロが発生し、少なくとも兵士6人が死亡、一般市民など数十人が負傷した。
治安担当者が匿名を条件に記者に伝えたところによると、爆発が起こったのは同市南部のタワヒ地区。爆薬を積んだ1台の車が駐屯地の正門に突入して爆発、さらにもう1台が駐屯地に乗り入れて爆発した。
地元の医療関係者によると、少なくとも6人の兵士が爆発により死亡した。ほかに43人が負傷し、ほとんどは子供を含む一般市民だったという。
目撃者によれば、2度の爆発が起こった後、現場付近で激しい戦闘が行われたという。
地元警察は記者に対し、襲撃に遭った駐屯地はイエメン南部の分離独立を主張する組織「南部移行評議会」(STC)の臨時会議地点に近い場所にあったと明かした。自爆テロが発生した後、同評議会の武装組織は、襲撃者と激しい戦闘を展開し、戦闘の末、襲撃者を撃退したという。
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