【新華社青島2月12日】中国の国家海洋局第1海洋研究所は11日、同研究所に所属する科学観測船「向陽紅01」が、南極半島東側のパウエル海盆で深海係留ブイ2本を投下したことを明らかにした。中国が同海域で深海観測ブイを設置するのは初めてだという。
紹介によると、今回投下したブイ装置は浮体、ロープ、海流計、CTD(電気伝導度、温度、水深を観測する装置)、リリーサーで構成される。約1トンの錨で海底の指定位置に固定し、浮体にかかる浮力で装置全体を水中で垂直状態に維持する。海水の中で観測データの記録を1年以上続ける予定だ。
同研究所の李鉄剛所長は「ブイを回収すれば、異なる深度の海流や温度、塩度などの長期的な変動データが獲得できる。特に極端な悪条件下の記録は、高い科学的意義と研究価値を持つ」と語った。
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