【新華社ハルビン1月24日】黒竜江省気象部門によると、中国の「北極」とも呼ばれる漠河県において、21日8時に最低気温が摂氏マイナス41・5度を記録し、氷霧が発生したという。視界は一時50m以下になった。また「氷の都市」とも称されるハルビン市では、24日の最低気温が摂氏マイナス35度まで下がると予想され、過去の同じ時期と比較して観測史上最低気温を更新する可能性がある。
ここ数日、新たな強い寒気が訪れ、極寒の天気が黒竜江省を襲った。黒竜江省気象台は青色寒波警報を発令し、23日から26日にかけて同省の大半の地域で最低気温摂氏マイナス30度以下の寒さが続くと予想した。最高気温も摂氏マイナス20度を下回り、27日からわずかに回復を始めるという。
漠河県の極度の寒さには「最北」と「氷霧」という特徴がある。21日8時、漠河県はこの冬最低気温となる摂氏マイナス41・5度を記録した。同日、街全体が氷霧に覆われる珍しい景色の中、減速してゆっくりと道を走る車や、防寒対策をした歩行者が見られ、屋外で作業する除雪作業員たちの顔は白い霜に覆われていた。
黒竜江省の気象専門家によると、2016年の「世紀の寒波」のときに、ハルビンでは最低気温が摂氏マイナス31・4度まで下がったことがあったが、今回の寒さはさらに厳しいものになるという。21日から26日まで、ハルビンの最低気温はいずれも摂氏マイナス30度以下となり、24日には摂氏マイナス35度まで下がり、観測史上最低気温を更新する可能性がある。1961年には、ハルビンは最低気温摂氏マイナス34・4度を記録している。
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