【新華社広州1月20日】中国国家海洋局南海調査技術センターは18日の取材に対し、同センターが主導し、多くの企業が研究・製造に参加した、浅海マルチビーム測探システムを搭載する特殊無人艇が、中国第34回南極科学観測活動での実用に成功したことを明らかにした。
中国が独自に研究開発したスマート無人艇は、これまで極浅海や岩礁など様々な環境での実用に成功したが、中国の現段階におけるスマート無人艇の技術は、一部の特殊な環境を除き、広範囲な水路測量で活用できるようなる。
同センターの王偉平主任は「海外と比べ、中国の無人艇開発は民用分野での技術発展と実用化で高い水準に達しており、その実力は先進国と比べても遜色はない。中国の海洋調査の切実なニーズを満たし、従来の調査では乗り越えられなかった多くの困難を解決できる」と述べた。
同氏によると、スマート無人艇の研究開発は現時点でも進められており、夜間測量やマルチタスクの高度な統合、複数の無人艇の同時運用などの実現を目指す。中国のスマート無人艇のさらなる応用範囲の拡大が見込まれる。
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