【新華社北京1月17日】欧州航空機大手のエアバス社は15日、エアバスがエミレーツ航空と長期契約を締結することができなかった場合、「空の女王」と呼ばれるA380型旅客機の生産を停止せざるを得ないと表明した。
エアバスのジョン・リーヒー顧客担当COO(最高執行責任者)は同日、記者に対して、エアバス社の2017年の納入機数は過去最高を記録したものの、A380型旅客機は苦境に面していると述べた。過去2年、同型機の最大顧客であるエミレーツ航空から一度も受注していないという。
ジョン・リーヒー氏は、「現在エミレーツ航空側とこの件についての商談を続けている。事実を話せば、彼らは現段階で8-10年以内に毎年少なくとも同型機を6機発注できる唯一の企業かもしれない」と述べた。同氏の見解によると、両社が長期契約を締結できなかった場合、エアバス社はA380型旅客機の生産を停止する以外に選択肢がないことになる。
A380型機は世界最大の旅客機で、4基のエンジンを備え、3クラス仕様で500以上の座席を収容することができ、かつてはエアバスの「家族のスター」とみなされていた。ただ、非常に大きなボディのためA380型機は「要求が高く」、一般的な空港では同型機の離着陸の条件を満たせない。これに比べ、エアバスの小・中型機は航空会社からより支持されているようである。
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