【新華社ワシントン1月16日】米国のトランプ大統領は14日、フロリダ州ウエストパームビーチで、自身が人種差別主義者ではないと強調した。
米国メディアの報道によると、トランプ大統領は同日夜、ウエストパームビーチのインターナショナル・ゴルフ・クラブで食事をした際、同行記者に対し、「私は人種差別主義者ではない。君たちが取材した人たちの中で最も人種差別主義的でない人物だ」と述べた。
また、11日のホワイトハウスでの会議で南米とアフリカの国を侮辱するような言葉を使ったことを再度否定した。ただ、同会議で「肥だめ(shithole)」という言葉を言ったかどうかについて具体的な説明は無かった。
複数の米主流メディアは11日、トランプ大統領が同日、ホワイトハウスで一部の国会議員と移民改革について話し合った際、「肥だめ」という言葉で南米とアフリカの国を侮辱したと、現場にいた関係者の話を引用する形で伝えた。それによると、会議中ハイチとアフリカの国に話が及んだ際、トランプ氏は、米国はなぜこれら「肥だめ」のような国からの移民を受け入れなければならないのかと疑問し、ノルウェーのような国からの移民をより多く受け入れるべきだと述べたという。
これについて、ホワイトハウスは11日夜に声明を発表したが、トランプ氏のこの発言を否定していない。トランプ氏はその翌日にツイッターで、ハイチとアフリカの国を侮辱する発言をしたことを否定した。DACA(若年期に入国した不法移民の若者に対して強制退去処分を猶予する移民政策)を検討する際「乱暴」な言葉を使ったことは認めたが、「粗暴」な言葉とはいったい何かについて説明が無く、「肥だめ」という言葉を使ったかどうかについての説明も無かった。
この「肥だめ」発言問題は連日、米国の政府と民間、世界の世論、関係国の政府とアフリカ連合、国連などの国際組織から痛烈な批判を引き起こした。非難を浴びる中、トランプ氏は13日にツイッターで「アメリカ・ファースト」という2単語だけの文章を発表した。
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