【新華社北京1月10日】最近、中国各省の発展改革委員会が相次いで工作会議を開き、多くの省が会議で2018年の重点プロジェクト投資計画を打ち出した。産業プロジェクト投資が今年の地方投資の焦点となり、交通インフラ投資が相変わらず中・西部の省の投資重点のひとつで、多数の高速鉄道プロジェクトが今年着工する見通しだ。上海証券報が伝えた。
陝西省発展改革委員会によると、2018年は基盤施設、エネルギー化学工業、設備製造、戦略的新興産業、近代サービス業、在来型産業の高度化、民生、都市化、生態系環境関連プロジェクトの展開に重きを置き、省クラス重点プロジェクトの年間投資額は5000億元。プロジェクト100件の新規着工を通じ、全省の固定資産投資の伸びは10%前後を維持するという。 新疆ウイグル自治区は2018年、重点プロジェクト590件を実施し、投資額は4500億元以上。プロジェクトは主に交通、水利、エネルギーなどの基盤施設整備に関連する。
河北省は2018年、重点プロジェクト計画「438」を強力に推進し、つまり省の重点プロジェクト400件前後、市クラスで3000件前後、年間投資額が8000億元。安徽省は2018年、1億元超の重点プロジェクト1600件以上を新たに着工、600件以上の完成を目指す。 今年の重点プロジェクト建設は依然として投資安定化の手がかりだ。
湖南省は2018年、産業プロジェクトの建設に注力し、「産業プロジェクト建設年」活動を着実に展開、重点産業建設プロジェクト100件を強化する。また、エネルギー貯蔵材料、電気自動車、3Dプリンター、ロボットなど5-8つの重点分野で率先的な突破を目指す。 一部の地方では新年最初の週間で、産業プロジェクト投資を狙って、多数の重点プロジェクト建設を他に先駆けてスタートさせている。
河南省許昌市は1月2日、2018年第一陣の重点プロジェクト56件、投資総額476億元のプロジェクト建設を一斉に着工、そのうち、産業プロジェクトは47件、全体の84%を占める。四川省天府新区は1月4日、投資総額約3084億元の重点プロジェクト31件の建設を一斉に始めた。そのうち、産業化プロジェクトは13件、投資総額は約2587億元。
基盤施設建設投資が引き続き地方投資の重点のひとつで、高速鉄道プロジェクト数件は今年から着工する可能性が高い。そのなかには、注目される京(北京)雄(雄安)高速鉄道も含まれる。このごろ開かれた河北省発展改革工作会議は、今年、鉄道線路1030キロメートル、高速道路350キロメートルの新規着工、交通インフラ投資1085億元の達成という目標を明らかにした。
安徽省発展改革委員会によると、今年は昌(南昌)景(景徳鎮)黄(黄山)高速鉄道、合(合肥)新(新沂)高速鉄道の全線着工を目指し、鉄道投資360億元以上、鉄道営業キロ数80キロメートルを新たに増やす計画だ。陝西や新疆など西部の省では、交通インフラ建設投資が重要な地位を占める。
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