【新華社北京1月9日】長江の河口付近の東中国海海域で起きた船舶衝突事故の救助現場で、1人の遺体が引き上げられた。当面の判断ではパナマ船籍の油送船「SANCHI」の遭難した船員で、今後は関連規定に従い身分確認と引き渡し作業を行う。中国交通運輸部が8日明らかにした。
交通運輸部は全力で救助活動を行っており、捜索範囲をさらに広げている。「SANCHI」を捜索の基点として、救助船13隻が現場の指揮船「海巡01」の指揮の下、900平方カイリの範囲で捜索を続けている。
事故発生海域の状況は厳しく、雨が降っているほか、強い北西の風で波の高さは3メートルに達している。「SANCHI」は依然として燃えており、火の監視と遭難者の捜索が続いている。
もう1隻の事故船、香港船籍のバルクキャリア「CFCRYSTAL」は8日午前、航行を回復し、救助船「東海救118」の護送で舟山港に向かった。
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