【新華社北京１月７日】大豆輸入量が増え続ける中、国際市場大豆価格の軟調は中国大豆価格を押し下げる要因となっている。さらに中国市場では大豆供給過剰が続くことで、大豆価格は春節（旧正月）前まで低空飛行を維持する見通し。中国証券報が伝えた。
中国の大豆輸入量は増加傾向にあり、２０１６年の輸入量は１２．３４％増、２０１７年は伸び率が３．７４％に鈍化したにもかかわらず、依然としてプラス成長を維持した。２０１８年は伸び率３％で試算すると、大豆輸入量は１億トンを突破する見込み。ここ数年、米国および南米大豆は一貫して豊作を保った。２０１８年に収穫量増加、価格低迷が続けば、低コスト優勢や中国輸入量の拡大により大豆価格は軟調を続ける見通し。
２０１７年、米国産大豆の発売以来、輸出が鈍化、２０１６年の１３％の伸び率を下回った。一方、中国の圧搾企業は比較的高い利益を上げることで、高い操業率を保った結果、豆粕調達が旺盛になり、大豆油在庫が大幅増となった。２０１７年１２月－２０１８年１月の大豆輸入量は１７２０万トンに達する見込み、春節前に国内市場は依然として、比較的大きな輸入大豆の衝撃に直面する。
また、農業供給側構造改革に応じ、国産大豆生産量は増加に転じてきた。２０１５年、２０１６年、２０１７年の作付面積はそれぞれ６５０万６０００ヘクタール、７２０万２０００ヘクタール、７９０万ヘクタール。２０１７年は前年比で６９万８０００ヘクタール、９・７％増となった。生産量も増え続け、２０１５年１１７８万５０００トン、２０１６年１２９３万７０００トン、２０１７年１４４０万トン。２０１７年は前年比で１４６万３０００トン、１１・３％増となり、２０１２年以来の最高を記録した。２０１８年、関連政策に支えられ、国産大豆生産量は小幅増の１５００万トンに上る見込み。
しかし、非遺伝子組み換え大豆に対する川下市場の需要の大幅増はみられない。新豆が出回った後、国家備蓄による買付がある程度市場価格を下支えする効果を持つが、全体的には取引雰囲気は冷え込み、価格は軟調を続けた。
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