【新華社香港1月6日】香港貿易発展局(HKTDC)は4日の記者会見で、香港特別行政区政府と香港貿易発展局が主催する第11回アジア金融フォーラムが、1月15日から16日まで香港で開催されると発表した。
フォーラムには100名以上の国際財政・金融分野の政界、商業界関係者が集まり、現在の世界経済の情勢や新しい1年の投資計画などについて討論する。また、新たな経済発展の傾向にさらに対応するため、今回のフォーラムにはより多くのイノベーションとテクノロジーの内容を追加し、投資者が新たな経済のチャンスを把握できるよう助ける。
アジア金融フォーラム企画委員会の施穎茵主席によると、イノベーションは現在と未来の経済や市場発展の主流となっているため、今回のアジア金融フォーラムはこの点を重点としている。現在、各国はいずれも新たな経済成長点を模索しており、企業もデジタルテクノロジーを中心とした商業モデルの発展に力を入れている。将来的に、イノベーションは中国大陸部、アジアおよび全世界の企業の成長点、投資回収の主な源となるだろう。
フォーラムの1日目には、「アジア経済展望2018」をテーマとした基調講演が行われ、アジアがどのようにイノベーションによって成長を維持すると同時に世界経済の成長加速を推進するかについて、集中的に討論する。続いて行われる「政策対話」では、「中国政策の世界経済発展への影響」をテーマとし、中国の為替レートと通貨政策、産業発展戦略、「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」構想などが世界経済と金融市場に与える影響を分析する。フォーラムの2日目には、「イノベーション対話」シリーズのワークショップが準備されており、金融テクノロジー、銀行業のイノベーション、ビッグデータ、デジタル識別と監督管理テクノロジーなどについて討論する。
今回のアジア金融フォーラムではさらに、「世界投資プロジェクトマッチング会」も開催する。プロジェクト所有者と投資者のために1対1での商談プラットフォームを提供すると同時に、イノベーション・ベンチャーキャピタル(VC)サロンも新設し、スタートアップ企業が潜在投資者や提携パートナーを探せるようにする。
香港貿易発展局の梁国浩副総裁は、アジア金融フォーラムが現在の経済情勢を分析するだけでなく、テクノロジーの発展に基づいた将来の経済・商業の好機をいち早くつかめるよう期待していると述べた。
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