【新華社ドイツ・ボン11月17日】ボンで開催されている『国連気候変動枠組み条約』(UNFCCC)第23回締約国会議(COP23)国連気候変動会議において、発展途上国と先進国は2020年までの気候対策問題をめぐり議論を展開した。中国代表団は、相違を解決する鍵は『パリ協定』を正確に理解・実施することにあると考えている。
大会期間中、中国を含む多くの発展途上国は共同で検討課題を設置し、2020年までの世界の気候変動問題への対応をまとめるよう呼びかけた。中国代表団交渉代表・国家発展改革委員会気候変動対応司の陳志華氏は、検討課題の要点は『京都議定書〈ドーハ合意〉』(以下、『ドーハ合意』)の早急な発効の推進、先進国による2020年までの排出削減目標の実施や発展途上国に対する資金技術支援提供の義務履行などの総括を含むべきであると述べた。
中国代表団団長・中国気候変動事務の解振華中国特別代表は、発展途上国と先進国の相違の焦点は依然として双方の気候対応に「違いがあるかどうか」にあり、「この点は『国連気候変動枠組条約』と『パリ協定』の中ですでにはっきりしている」と述べた。
解振華中国特別代表は、相違の解決はまず初めに各当事者が『パリ協定』を正確に理解・実施すべきであり、次に政治的な相互信頼を築き、同じ目標に向かって歩み寄り、協力を通して互恵・ウィンウィンを実現すること、そして気候対応と経済社会の持続可能な発展の関係をしっかりと処理し、協調発展を実現することにあると考えている。
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