【新華社北京11月13日】科学観測隊員がこのほど、5200メートル以上の海底でサンプル収集に成功したボックスコアラーを科学調査船「向陽紅03」の甲板に回収し、中国大洋第45回科学観測任務第3航行段階の作業が順調に終了した。これは、大洋第45回科学観測任務がすべて完了したことも意味している。現在、「向陽紅03」はすでに作業海域を離れて帰国の途に就いている。
第3航行段階の首席科学者、黄浩氏は、「第3航行段階の大洋調査面積は広く、箇所も多く、複数の科学観測成果を上げた。東太平洋中国大洋協会の多金属団塊探査協力エリアの調査作業を無事完了し、豊富な資源環境データ、現場分析テスト資料、及び実物サンプルを取得した。中東太平洋海山区では科学観測調査を実施し、4本のデジタル測線作業を完了し、我が国の今後の同エリアにおける調査展開に強固な基礎を据えた。初めて中東太平洋北緯10°断面で複数の要素の全方位調査を展開し、地域における生物多様性の地理的分布及びその世界の変化に対する反応についての認識をさらに深めた」と述べた。
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