【新華社ロサンゼルス11月16日】「慈禧太后(西太后)―頤和園文化財特別展」がこのほど、米カリフォルニア州南部のバワーズ博物館で開幕した。頤和園の文化財が米国に上陸したのはこれが初めてとなる。
この展覧会は12日に開幕し、4カ月間開催される。日常の服装、文化と娯楽、儀式と典礼、舶来珍品の4つの部分で構成され、120点以上の展示品には書画、陶磁器、玉細工、時計、家具など慈禧太后が愛した貴重な品々が含まれている。また清時代の宮廷で唯一残されていた保存状態の完璧な自動車1台もあり、慈禧太后の収集嗜好や服装センス、宮廷生活などを幅広く展示している。
駐ロサンゼルス中国総領事館文化参事官の古今氏は開幕式で、「このイベントは南カリフォルニア州エリアで今年最もレベルの高い中国文化財展で、今年実施される第1回中米社会・人文(人と文化)ハイレベル対話行動計画に組み込まれている」と述べた。
バワーズ博物館は開館から81年の歴史を有し、現地では最も歴史の長い文化芸術博物館だ。近年、中国をテーマとした大型展示会を十数回開催し、中国と米国の文化交流の窓口となっている。
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