【新華社テヘラン11月6日】イラン外務省のガーセミー報道官は5日、レバノンのサード・ハリリ首相が辞任した目的は、レバノンと中東地域の情勢に新たな緊張を生み出すことにあるとの声明を発表した。
同報道官は、ハリリ首相が国外で突如辞任を表明したことに驚きと遺憾を示し、「こうしたことは、ハリリ氏が周辺地域の情勢に緊張をエスカレート化させる道のりで、ますます遠ざかっていることをあらわにしている」と、述べた。
ハリリ首相は4日、訪問中のサウジアラビアで突如、首相を辞任する考えを表明した。ハリリ首相は同日、アルアラビーヤテレビ局で講話を発表し、イランが地域情勢やアラブ諸国の内政に干渉していると、批判していた。
イランのタスニム通信社の発表によると、イラン国益判別会議書記を務めるレザーイー氏は、ハリリ首相がサウジアラビアの圧力を受け辞表を提出したことで、レバノンがここ数年、平和安定や経済発展のために費やした努力が水泡に帰してしまうと、指摘した。
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