【新華社西昌11月6日】中国は11月5日19時45分、西昌衛星発射センターで長征3号乙運搬ロケットを用い、2基のグローバルネットワーク構築衛星北斗3号の打ち上げに成功した。
これは北斗3号衛星の初めての発射で、中国共産党第19回全国代表大会が勝利のうちに開催された後に実施された初めての宇宙への発射であり、中国の衛星ナビゲーション・システム「北斗」がグローバルネットワーク構築の新時代に入ったことを示している。
中国の衛星ナビゲーション・システム「北斗」の総設計師である楊長風氏は、「衛星は発射されて軌道に進入した後、関連テスト及び通信網へのアクセス検証を展開し、適時に外部に向けてサービスを展開する」と、述べた。
中国は20世紀後半から中国の国情に適した衛星ナビゲーション・システムの発展の道のりを模索し始めたのである。そのうち、まず、2000年末に北斗1号システムを完成させ、中国自らにサービスを提供し、その次に、2012年末に北斗2号システムを完成させ、アジア太平洋地域にサービスを提供し、最後に、2020年頃に北斗グローバルシステムを完成させ、世界にサービスを提供するという「三歩走(三段階)」の発展戦略を徐々に形成してきた。
現在、その第1、2段階はすでに実現され、中国は米国、ロシアに続いて世界で自らが研究開発した衛星ナビゲーション・システムを有する3番目の国家となっている。
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