【新華社北京11月6日】「中国の特色ある社会主義は新時代に入った、これは我が国の発展の新たな歴史的位置づけである。」
「中国は引き続き責任感のある大国としての役割を発揮し、積極的にグローバルガバナンスシステムの改革と構築に参与し、中国の知恵と力で絶えず貢献していく。」
金秋の10月、北京において、中国の指導者は中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)で世界に向けてこのような厳粛な宣言を行った。世界は、新時代の中国が持続的に世界経済に新たな原動力を注ぎ込み、新たなチャンスを生み出すことを期待している。
新しい理念は世界発展の難題を解明 現在、世界経済は成長のエネルギーが不足し、直面する不安定性と不確定性は顕著で、「よりよい発展を求める」ことは各国が関心を寄せる最優先の議題となっている。海外の世論は一般的に、中国が確立し実践する新しい発展理念が、時代の価値をはっきり示すと共に、世界的意義も有しており、中国の発展問題に対する科学的解答であると同時に、世界が発展の苦境から抜け出す点でも中国の知恵で貢献したと考えている。
「中国経済の成長の速さ、影響の深遠さは世界経済史上かつてないものである」と国連貿易開発会議(UNCTAD)の経済事務官を務める梁国勇氏は述べる。「中国の新しい発展の理念は、世界的な範囲で先進性とモデル効果を備え、中国のモデルと中国の経験の高度化版、最適化版であり、多くの発展途上国にとって学習と参考に値する」。
新しい目標は世界の発展の原動力を活性化 英オックスフォード大学科学技術・管理発展センター(Technology and Management Centre for Development)の傅暁嵐主任は、第19回党大会が提出した新しい目標は、世界の経済発展に対して、より大きなけん引効果を生み出し、「中国の現代化経済体系構築という発展戦略目標は、新しい巨大な需要を生み出し、世界経済の成長を効果的に推進するだろう。一方で、中国は発展途上国の重要な外資源となり、資金の投入だけでなく、知識及び技術の移行も伴い、投資対象国の生産管理水準を効果的に引き上げることができる」との見方を示した。
また、ベラルーシ科学院経済研究所のベルスキー所長は、中国を現代の革新的発展の「牽引車」と見なしている。「中国は高効率の経済発展モデルを通して最も影響力のある世界の強国の一つとなった。私は、中国が引き続き既定の多元的な経済構造のバランスのとれた発展と住民の福利を向上させる戦略方針を実行していくと確信している」。
新しい取り組みは世界の発展の新たなチャンスを秘め オーストラリアのスティーブン・チョーボー貿易・観光・投資大臣は、中国経済は物的インフラへの投資の重視から社会的インフラの発展へ、また投資誘導型成長から消費主導型成長へと転換しており、多くの分野の発展の原動力となっていると見ている。
仏華字紙・欧州時報は、「中国の新たな開放は、国際経済協力の分野を拡大するだろう。例えば『一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)』という世界最大の公共製品の提唱は、中国国内に開放と投資をもたらすだけでなく、多くの国際投資プラットフォームと経路の構築も推進する。今後、中国経済は新たな利益放出周期に入り、引き続き世界経済の発展のために中国の知恵を提供すると信じている」と評論した。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事: