情報通信技術事業を担当する国連専門機関の国際電気通信連合(ITU)は7月31日、ジュネーブ本部で「情報通信技術の事実とデータ2017」と題した報告書を発表した。それによると、世界の8億3000万人以上の若者がネット接続し、104ヶ国の若者全体の8割以上を占めた。また、ブロードバンド接続・契約者が急増し、中国高速固定ブロードバンド契約者数は発展途上国の8割を占めた。科技日報が伝えた。
ITUが発表した世界年間情報通信技術データによると、15−24歳の若者のインターネット利用が成長を続け、中国とインドだけでも3億2000万人が利用している。ITUの趙厚麟事務総局長は「ブロードバンドネットワークの普及に伴い、インターネット接続数が長期的な増加を実現している。デジタル化は人々の暮らしの改善において重要な力を発揮しており、世界の数十億人がこれによって知識を手に入れ、就業を実現し、その他の経済チャンスを手にするための、かつてないルートを切り開いている」と指摘した。
同報告書の統計データによると、モバイルブロードバンド契約者数のこの5年間の平均成長率は20%を上回っており、年末には43億人に達する見通し。うち後発開発途上国の成長率が最も高いが、100人当たりの契約者数は世界最低水準の23人のみ。固定ブロードバンド契約者数の年平均成長率は9%で、計3億3000万人増となった。同報告書によると、光ファイバーの普及により、高速固定ブロードバンド契約者数が増加している。うち発展途上国の大幅な成長は中国の貢献によるものだ。中国の10Mbps固定ブロードバンド契約者数は、発展途上国全体の8割を占めている。
(人民網日本語版)
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