新華網北京8月1日 中国の中央テレビ局財経チャンネル(CCTV-2)の報道によると、中国で米国産牛肉が解禁されてから、すでに1ヶ月余りが経過した。1ヶ月余りにわたり、米国産牛肉が中国国内の各大型電子商取引のプラットフォームや小売店、デパート・スーパーにお目見えした。CCTV-2 の記者が各地を取材し調査を行った。
北京のある大型スーパーでは、米国産牛肉がこのほどスーパーの商品棚に並んだ。牛肉の部位には主にサーロインステーキ、肩ロースステーキ、牛肉のリブ及び肥牛(ひぎゅう)のバラなどが含まれる。北京物美商業集団 (ウーマート・ストアー)のスポークスマン、許麗娜氏は、「これら4種の単品の値段は58元~ 158元/500gの間だが、今年後期に海上輸送で輸入されてから、牛肉の価格は今より50%安くなる見通しです。」と述べている。
これ以外に、各大型電子商取引の主なプラットフォームでも、米国産牛肉がすでに発売され始めている。
商務部のデータによると、2016年の中国の牛肉消費量は800万トンに達し、市場規模は更に3600億元に達している。2016年の牛肉の輸入量は82万5000トン、輸入額は約26億ドルとなっている。そのうち大部分の牛肉はオーストラリア、ウルグアイ、ニュージーランドなどの国から輸入されて来たという。データによれば、米国産牛肉が解禁されて中国市場に入ってから、きっと現在の国内における牛肉消費の市場構造を変え、更には国産牛肉の生産と販売に課題をもたらすことが予想される。
(新華社より)
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