台湾地区から大陸部に贈呈されたハナジカ「点点」が17日、7番目となる赤ん坊を無事出産した。現在、母子ともに健康という。
山東省威海市にある劉公島希少動物園動物管理部の張玉穏・主任は、「今回の『点点』の出産は、極めて順調だった。出産後まもなく、母ジカは赤ちゃんジカの傍に自ら横たわり、頭を下げて我が子を舐め、極めて親密な様子だった。赤ちゃんジカは、立ち上がってからすぐに母親の傍に寄り添い、母と子が離れることはなかった」と話した。
劉公島希少動物園は、母子のために食事メニューを調整、心を尽くして「栄養食」を準備した。良質な桑の葉、ニレの葉、ニンジンなどの粗飼料を十分に用意した上、高栄養飼料、グリーンリーフ、カルシウムチップなどを追加し、母子の健康に配慮した。また、24時間監視体制を敷いて、「点点」の摂食状況、赤ちゃんジカの活動時間、お乳を飲む回数などを記録し、母子の健康状況を判断するための参考としている。
誕生したばかりの赤ちゃんジカに人間が介入することは難しいため、動物園側は19日に赤ちゃんジカの身体検査を実施し、性別や体重などの生理的指標を検査・測定する。
台湾地区が大陸部に贈呈したつがいのハナジカ「繁星」と「点点」は、2011年4月16日に劉公島希少動物園に移送され、定住した。
(人民網日本語版)
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