中国の経済成長率が、再び予想を上回った。中国国家統計局は17日、上半期の国民経済の「成績表」を発表した。中国の今年第2四半期 上半期の国内総生産(GDP)成長率は6.9%で、再び国内外の予想を上回り、国際経済界及び数多くのメディアから驚嘆された。多くの国際メディアは、国家統計局の邢志宏報道官の、17日の記者会見での言葉を引用した。「中国の上半期の経済運行は合理的な範囲を維持し、安定しつつ前進する流れが明らかになった。安定的な構造がより堅固になり、理想的な流れがより明らかになった」中国のGDP成長率が予想以上になったことに刺激され、17日のアジア太平洋の株価、国際先物市場の石油などの資源類商品の価格が高騰した。
世界2位の経済国の極めて安定的な経済成長を評価するほか、多くの経済学者は6.9%という数字の裏側に隠された経済構造の変化にも注目している。不動産投資の成長率が低下するなか、中国の工業 消費、特にオンライン小売が成長している。これは喜ばしい経済リバランスだ。米ブルームバーグは各国の専門家の発言を引用し、「中国の経済成長は非常に力強い。これは投資ではなく消費のストーリーのようだ」と伝えた。
NYタイムズは「中国政府が発表したデータからは、中国が1年また1年と穏健な経済成長のペースを維持することが完全に予想できる。中国の経済成長に動力を提供するのは、力強い小売、特にネット通販だ。工業産出とサービス業も力強く成長している。またかつて中国経済の主な推進力だった、銀行貸付などの投資の成長率が低下を始めた。しかし新しい道路や高速鉄道など、中国のインフラ投資は依然として拡大している。これらの新設されるインフラの大多数は、人口の少ない西部地区に位置し、短期的な経済効果は恐らく限定的だ。しかし中国の指導者には、戦略的な考えがある。『一帯一路』(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)イニシアチブは、アジア、中東、大半の欧州、アフリカの経済を、中国経済と一つに結びつける」と伝えた。
インド紙・ファイナンシャルエクスプレスは「中国の第2四半期のGDP成長率が予想を上回っただけでなく、上半期に735万人以上の新たな都市部雇用枠を創出した。これは中国経済が上半期に勝利を収めるための成果になった」と羨ましそうに報じた。
(チャイナネット)
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