四川省成都市にある県級市・都江堰市で7月17日、「2017年・中国都江堰李氷国際文化観光祭」が盛大に開幕しました。初日は多くの来場者が一連の特色あるテーマイベントに参加し、迫力ある文化の旅を体験しました。
今回のイベントは、7月17日から23日にかけての一週間、名前に「李」あるいは「氷」の字を持つ人は、無料で都江堰を観光できるというキャンペーンも行われています。これは、都江堰市の由来である水利施設・都江堰を作った人物の名前に因んだもので、該当者は、身分証明書を提示することで青城山都江堰の公式ウェブサイトを通して無料観光へ申込むことができます。
ハイライトとなるのは「古法祭祀」と、旅の達人である外国人ゲストの参加です。今回のイベントには全世界から旅の達人50人が特別ゲストとして招かれており、都江堰の歴史を切り開いた李氷親子を共に祭ります。
そして当日、宣化門、灌県古城、都江堰の城門を開いて行う蜀の李氷郡守の巡回式典のほか、岷江を二つに分けて「魚の口」と呼ばれている水流調節堤で、拝水・幸福祈願式が行われました。また、二王廟では90人余りの高僧が廟堂に集まり、道場を設け、お経を唱え、李氷親子への感謝を表しました。
都江堰南広場にある66.87平米の都江堰灌漑区地図には、全国各地から募集した、100名の児童たちが描いた「幸福なわが家」の絵が展示されています。このほか、主催側は「天下第一の愛情の橋」と呼ばれる安瀾橋に愛情郵便局を設置し、先着100組のカップルに無料で特製「愛情絵葉書」を、オリジナルの「愛情スタンプ」付きでプレゼントしました。
都江堰は四川省都江堰市の西部に位置し、「天府の源」と呼ばれています。世界文化遺産と世界自然遺産(四川パンダ生息地)に登録されたほか、全国重点文物保護地、国家級風景名所地、国家5A級観光区にも指定されています。
(中国国際放送局)
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