新華網ベオグラード7月18日(記者/王慧娟)ここ数年、「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」の春風の力を借りて、中国とセルビアの経済貿易協力が着実に推進され、協力の広さと深さが絶えず新たな段階へまい進している。中国側が参与した各大型プロジェクトは、すでにセルビアの経済発展の重要な原動力の一つとなっている。
中国税関のデータによると、2016年の中国・セルビアの二国間貿易額は前年同期比8.37%増の5億9600万ドルに達し、そのうち中国側の輸入が2年連続で2桁成長を維持しているという。
これらのデータと比べ、中国側が参与した具体的で活気あるプロジェクトの一つ一つが、セルビアの人々により直接的に感じることができる実質的なメリットをもたらした。
2014年末に竣工・開通したドナウ川をまたぐベオグラード大橋は、中国企業が欧州で請け負った最初の大橋プロジェクトで、3年の歳月が費やされて完成し、セルビアがドナウ川に70年近くにわたって新たに建設された初の大橋だ。
中国企業が請け負ったセルビアのコストラク(Kostolac)火力発電所B工場プロジェクトは、中国が欧州で最初に請け負った電力関連の総請負プロジェクトにあたり、中国の火力発電技術装備や中国基準を真に欧州で認可させ、普及させるチャンスがあるものとみられている。
中国資本のプロジェクトはセルビアのインフラレベルの向上に役立つだけでなく、現地の雇用や経済発展をより効果的に推し進めている。
コストラク火力発電所プロジェクトが周辺の道路や学校などのインフラを改善したことで、現地のコミュニティに利益を受けさせた。多くの地元の企業がプロジェクトに必要な修理やメンテナンス、部品の供給などのサービスを提供し、上、下流産業チェーンの発展を推し進めた。また、発電所プロジェクトが新たな雇用を創造し、現地の就業を効果的に推し進めた。
中国・セルビアの協力は両国各界の関係者から高い評価を得た。セルビアの国際問題専門家、Zivadin Jovanovic氏は新華社記者のインタビューに応じた際、中国とセルビアの「一帯一路」の枠組み下における協力は互恵・ウィンウィン協力の手本だと述べている。
セルビアのブチッチ首相は新華社記者のインタビューに応じた際、「一帯一路」は今後の大統領任期内での重点的な業務内容となり、目下セルビアと中国の協力における業績リストの内容は長く、今後の業績リストの内容もさらに長くなるだろうとの見方を示していた。
(新華社より)
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