中国人研究者はこのほど米専門誌「Molecular Plant」で、世界3大飲料用植物である茶のゲノム解読に成功したと報告した。これは茶が世界で最も広く飲まれている理由への理解を深め、さらに新種開発にも期待できる。人民日報が伝えた。
茶が属するツバキ属は119種に達するが、なぜ茶の葉のみが飲用に適しており、ツバキ、アブラツバキ、金花茶などの葉を用いることができないかは、長年の謎だった。研究調査の結果、カテキンとカフェインの含有量の高さがツバキ属の植物が茶の制作に適しているかを決定していることが明らかになった。
研究者は、「茶の高品質ゲノムマップの作成成功により、茶葉の適性、風味、品質、世界の環境への適応性を決める遺伝の基礎が明らかになった。これは茶の機能ゲノム学の研究、優れた新型遺伝子の発見、品質と適応性の高い新品種の栽培を促進する」としている。
(人民網日本語版)
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