新華網北京5月3日(記者/孫辰茜)外交部の耿爽報道官は2日、ASEANサミットに関する質問に答えた際、次のように述べた。中国側はサミット議長声明の南中国海問題に関する表示に気づいた。作業計画では、今年上半期に中国とASEAN諸国は、「南中国海行動規範」の枠組み草案についての交渉を終える見込みだ。
当日の定例記者会見で、ある記者は次のように質問した。第30回ASEANサミットが4月29日にフィリピンで閉幕し、ASEAN共同体の構築について一連の共通認識を達成した。また、南中国海問題を含む国際・地域問題についても討議された。サミット後、議長表明が発表された。中国側はこれに対し、どのように評するのか。
耿爽報道官は、次のように述べた。中国側はASEANサミットが近日フィリピンで行われ、サミットはASEAN共同体の構築をフォーカスし、一連の重要な共通認識を達成したことに気づいた。今年はASEAN成立50周年を迎え、中国側はASEANが獲得した発展成果を祝い、地域の平和安定および発展繁栄を促進するASEANの貢献を賞賛し、ASEANが共同体の構築をフォーカスすること、地域協力におけるASEANの中心的地位、国際・地域事務でより大きな役割を発揮することを支持する。中国側はASEAN輪番議長国のフィリピンとほかのASEAN諸国の共同努力のもとで、ASEANがより大きな発展を収めると信じている。
耿報道官は、また次のように述べた。中国側はサミット議長声明の南中国海問題に関する表示に気づいた。中国側はASEAN諸国と一緒に、「南中国海行動宣言」を共に着実に移し、海上の実務協力を強化し、協商一致のもとで一日も早く「南中国海行動規範」に合意して、南中国海の平和と安定をともに維持していくことを望む。作業計画では、今年上半期に中国とASEAN諸国は、「南中国海行動規範」の枠組み草案についての交渉を終える見込みだ。
(新華社より)
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