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中国語が「人気」となり、宅配の配達速度が早くなり、携帯電話がブームとなり、心が通じ合った--「民の親しさ」のストーリーから「一帯一路」が何をもたらしたのかを見る
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2017-05-03 16:52:32 | 新華網 | 編集: 陳辰

  新華網北京5月3日 国の交わりは民の親しさにある。「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」構想が発表されてから3年余りにわたり、中国と「一帯一路」沿線諸国との往来は一層緊密になっている。在中外国人留学生や企業の外国人従業員から、著名なアーティストまで、多くの人々の人生の軌跡はひっそりと変化しつつある。

 

  ひとつの漢字が結びつけた「中国の心」:中国語専攻がハンガリーでブームとなり

  ハンガリーは「一帯一路」構想への加入が最初に確認された欧州国家だ。今では言語学系の学部があるハンガリーの大学で、中国語はすでに最も人気のある言語の種類の一つとなっているという。

  中国で学ぶハンガリー人留学生のガウディ(音訳)さんは現在、北京師範大学国際漢語教育専攻の大学院生課程で学んでいる。

  ガウディさんは、「数年前、私はたまたま中国語専攻を選びましたが、今他の外国語を学んでいる大学の友人たちが私のことを羨ましがるとは思ってもみませんでした。」と語り、中国語専攻はハンガリーの大学でブームとなっており、中国語を学ぶ人が年ごとに増え続け、日本語専攻や英語専攻の学生の多くも中国語専攻に乗り換えていると述べた。

  ガウディさんは、次のように述べた。現在、すでに多くの孔子学院がハンガリーに設立され、中学校や現地の一流大学の多くが中国語コースを開設している。中国語専攻が人気となった背後には、「一帯一路」構想の推進とハンガリーの「東への門戸開放」の呼応がある。「『一帯一路』の影響が非常に大きいで」、更には多くの企業が中国語の授業を開設し、従業員に中国語を学ぶことを奨励している。

 

 

  ひとつの小包の「中国基準」:宅配便の小包が「一帯一路」諸国まで配達され

  順豊エクスプレスの国際事業部に勤務するマーク・サイモン(音訳)さんはロシア人の若い男性で、中国人民大学の大学院課程を卒業してから順豊エクスプレスに入社し、ロシアやウクライナなどの北東欧に向けたクロスボーダー・物流製品における計画と設計を担当している。

  マークさんから見れば、中国企業は今ますます国際的に認められつつある。中国の宅配企業は北東欧地域の物流に活力を注いでいる。中国の宅配のハイレベルなサービスや配達速度の早さ、コストパフォーマンスの高さは、成功裏にロシアに模倣された。

  2014年に順豊エクスプレスがロシアへ配達した宅配件数は最大で毎日1万件にのぼり、「一帯一路」構想が提起されてから3年余りにわたり、1日の配達件数は20万件に達した。

  マークさんは、「順豊エクスプレスに入社する前は、国際宅配便の大手数社の高額な宅配サービスを除き、中国-ロシア間の宅配便の往来には30~40日間かかり、またすべての都市で集荷依頼が可能なわけではなかった。しかし、今は7日間で目的地に届き、1時間で荷物の集荷に来てもらうことができるようになりました。」と述べている。

  

  「中国の誠意」が表れた携帯電話:中国製携帯はインドネシア市場で売れ筋製品に

  インドネシア人女性のサンティさんは、中国のある携帯電話メーカーの国際部で現地化業務の責任者として勤務している。サンティさんはインドネシアのユーザーと毎日、交流と疎通を行い、ニ-ズを把握し、製品を絶えず改良し、改善していくために、北京の担当エンジニアにフィードバックしている。

  2004年にインドネシアから中国に留学したサンティさんは、対外経済貿易大学で学士、修士、博士学位を連続して取得し、2014年に卒業後、ある携帯電話メーカーに就職した。サンティさんは同僚とたゆまぬ努力を続け、当地の宗教文化や社交ニーズに合わせて現地化ニーズに適合した携帯電話機能を開発し、インドネシアのユーザーから人気を集めている。

  インドネシアでは、数年前にサムスン、ブラックベリーといったブランドが市場で主流を占めたが、現在は中国携帯のブランドが上位3位に躍進し、多数のユーザーと愛好者を惹きつけている。「一帯一路」構想の提唱から3年余りに、中国の携帯電話はインドネシアの現地化工場で生産する目標を達成し、当地に投資と就業の機会を与えた。中国の携帯電話製品は30余りの「一帯一路」諸国に輸出されている。

  

  バイオリンで「中国の情縁」を表現:西洋の手法で協奏曲『梁祝』を演奏

  アブダビのエミレーツ・パレスホテルのコンサートホールで、バイオリン協奏曲『梁祝』(中国の民間説話にある悲恋物語「梁山伯と祝英台」を題材としている)の優美なメロディーが奏でられた。

  演奏が終わると、数千人の観衆から大きな拍手が沸き起こり、著名な中国人バイオリニスト呂思清さんに敬意を表した。

  アブダビの観客は「私は初めて中国の楽曲を聴いたが、この曲は西洋の交響楽団に演奏されています。非常に強く共感する作品で、これからももっと多くの中国の楽曲を聞いてみたいです。」と語った。

  イタリアのパガニーニ国際バイオリンコンクールで金賞を受賞した東洋人の第一人者として、呂思清さんは海外の聴衆の音楽の好みと美意識に精通しており、音楽を通じて中国の優れた伝統文化を表現し、「一帯一路」沿線国の聴衆の共鳴を呼ぶことを選んだ。

  「互いをよく知らない間柄」から「当地の音楽界で口々に賞賛される」、「中国の古典恋伝説に魅せられた」に変わったという外国観衆の変化に対し呂思清さんは嬉しく感じた。呂思清さんは文化芸術分野で東西が交流し、協力することは、「古代シルクロード」から与えられた精神的財産の一つだと述べた。(記者:李斌、郭宇靖、魏夢佳、張漫子)

 

(新華社より)

 

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新華網日本語

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新華網日本語 2017-05-03 16:52:32

  新華網北京5月3日 国の交わりは民の親しさにある。「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」構想が発表されてから3年余りにわたり、中国と「一帯一路」沿線諸国との往来は一層緊密になっている。在中外国人留学生や企業の外国人従業員から、著名なアーティストまで、多くの人々の人生の軌跡はひっそりと変化しつつある。

 

  ひとつの漢字が結びつけた「中国の心」:中国語専攻がハンガリーでブームとなり

  ハンガリーは「一帯一路」構想への加入が最初に確認された欧州国家だ。今では言語学系の学部があるハンガリーの大学で、中国語はすでに最も人気のある言語の種類の一つとなっているという。

  中国で学ぶハンガリー人留学生のガウディ(音訳)さんは現在、北京師範大学国際漢語教育専攻の大学院生課程で学んでいる。

  ガウディさんは、「数年前、私はたまたま中国語専攻を選びましたが、今他の外国語を学んでいる大学の友人たちが私のことを羨ましがるとは思ってもみませんでした。」と語り、中国語専攻はハンガリーの大学でブームとなっており、中国語を学ぶ人が年ごとに増え続け、日本語専攻や英語専攻の学生の多くも中国語専攻に乗り換えていると述べた。

  ガウディさんは、次のように述べた。現在、すでに多くの孔子学院がハンガリーに設立され、中学校や現地の一流大学の多くが中国語コースを開設している。中国語専攻が人気となった背後には、「一帯一路」構想の推進とハンガリーの「東への門戸開放」の呼応がある。「『一帯一路』の影響が非常に大きいで」、更には多くの企業が中国語の授業を開設し、従業員に中国語を学ぶことを奨励している。

 

 

  ひとつの小包の「中国基準」:宅配便の小包が「一帯一路」諸国まで配達され

  順豊エクスプレスの国際事業部に勤務するマーク・サイモン(音訳)さんはロシア人の若い男性で、中国人民大学の大学院課程を卒業してから順豊エクスプレスに入社し、ロシアやウクライナなどの北東欧に向けたクロスボーダー・物流製品における計画と設計を担当している。

  マークさんから見れば、中国企業は今ますます国際的に認められつつある。中国の宅配企業は北東欧地域の物流に活力を注いでいる。中国の宅配のハイレベルなサービスや配達速度の早さ、コストパフォーマンスの高さは、成功裏にロシアに模倣された。

  2014年に順豊エクスプレスがロシアへ配達した宅配件数は最大で毎日1万件にのぼり、「一帯一路」構想が提起されてから3年余りにわたり、1日の配達件数は20万件に達した。

  マークさんは、「順豊エクスプレスに入社する前は、国際宅配便の大手数社の高額な宅配サービスを除き、中国-ロシア間の宅配便の往来には30~40日間かかり、またすべての都市で集荷依頼が可能なわけではなかった。しかし、今は7日間で目的地に届き、1時間で荷物の集荷に来てもらうことができるようになりました。」と述べている。

  

  「中国の誠意」が表れた携帯電話:中国製携帯はインドネシア市場で売れ筋製品に

  インドネシア人女性のサンティさんは、中国のある携帯電話メーカーの国際部で現地化業務の責任者として勤務している。サンティさんはインドネシアのユーザーと毎日、交流と疎通を行い、ニ-ズを把握し、製品を絶えず改良し、改善していくために、北京の担当エンジニアにフィードバックしている。

  2004年にインドネシアから中国に留学したサンティさんは、対外経済貿易大学で学士、修士、博士学位を連続して取得し、2014年に卒業後、ある携帯電話メーカーに就職した。サンティさんは同僚とたゆまぬ努力を続け、当地の宗教文化や社交ニーズに合わせて現地化ニーズに適合した携帯電話機能を開発し、インドネシアのユーザーから人気を集めている。

  インドネシアでは、数年前にサムスン、ブラックベリーといったブランドが市場で主流を占めたが、現在は中国携帯のブランドが上位3位に躍進し、多数のユーザーと愛好者を惹きつけている。「一帯一路」構想の提唱から3年余りに、中国の携帯電話はインドネシアの現地化工場で生産する目標を達成し、当地に投資と就業の機会を与えた。中国の携帯電話製品は30余りの「一帯一路」諸国に輸出されている。

  

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  アブダビのエミレーツ・パレスホテルのコンサートホールで、バイオリン協奏曲『梁祝』(中国の民間説話にある悲恋物語「梁山伯と祝英台」を題材としている)の優美なメロディーが奏でられた。

  演奏が終わると、数千人の観衆から大きな拍手が沸き起こり、著名な中国人バイオリニスト呂思清さんに敬意を表した。

  アブダビの観客は「私は初めて中国の楽曲を聴いたが、この曲は西洋の交響楽団に演奏されています。非常に強く共感する作品で、これからももっと多くの中国の楽曲を聞いてみたいです。」と語った。

  イタリアのパガニーニ国際バイオリンコンクールで金賞を受賞した東洋人の第一人者として、呂思清さんは海外の聴衆の音楽の好みと美意識に精通しており、音楽を通じて中国の優れた伝統文化を表現し、「一帯一路」沿線国の聴衆の共鳴を呼ぶことを選んだ。

  「互いをよく知らない間柄」から「当地の音楽界で口々に賞賛される」、「中国の古典恋伝説に魅せられた」に変わったという外国観衆の変化に対し呂思清さんは嬉しく感じた。呂思清さんは文化芸術分野で東西が交流し、協力することは、「古代シルクロード」から与えられた精神的財産の一つだと述べた。(記者:李斌、郭宇靖、魏夢佳、張漫子)

 

(新華社より)

 

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