新華網キャンベラ5月3日(記者/趙博、徐海静)常州大学代表団は先日、フリンダース大学、アデレード大学といったオーストラリアの有名な大学と人材育成、学校運営協力などについて深い交流を行った。
海外の同業と互恵・ウィンウィンの協力のチャンスを探し求め、大学の人材育成、科学研究・学術などの面での交流を強化し、優位性を持つ海外大学の学科を積極的に参考にし、相互補完的な関係を作り出して、共同発展を実現することは、当面の中国の大学や科学研究機関の「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」構想における仕事のポイントとなっている。常州大学代表団の今回の旅は、「一帯一路」構想のもとで中国の大学が国を出て人材育成協力のチャンスを探し求めた典型的な事例の一つだ。
常州大学の陳奎慶副校長は、「『一帯一路』は中国の大学に国際レベルの交流のプラットフォームを与えており、中国の大学も『一帯一路』により国際的な人材を育成しています。よって、常州大学は今回のチャンスをつかんで勇敢に海外へ飛び出し、オーストラリアの大学と革新的な協力を実現できるよう努めているのです。」と述べている。
陳奎慶副校長はまた、次のように語った。常州大学は現在医学部を開設する準備をしており、フリンダース大学医学部の先進的な学問理念と豊富な管理経験は常州大学にとって非常に重要だ。フリンダース大学との協力は、常州大学の教師と学生に大きな収穫をもたらすだろう。
陳奎慶副校長は、「一帯一路」構想の恩恵を受けたことから、常州大学はより多くの海外大学と協力・交流を展開していくことを見込んでおり、「これは単なる交流ではなく、更には国のために国際型の人材を育成し、『一帯一路』により良く奉仕するためのものでもあるのです。」と述べている。
中国とオーストラリアははるか遠く離れているが、さまざまな形式の人材育成協力がまさに発展しつつある。
オーストラリア・ニューカッスル大学は、中国で言語療法士を養成するために、すでに中国・オリエントスピーチセラピーセンター(オリエントスピーチセラピー、Orient Speech Therapy)と言語治療プログラム及びトレーニングの協力を行っているという。
言語と言語病理学は中国ではスタートしたばかりで、自閉症、嚥下障害、口蓋裂の修復手術後の食事を与えるテクニック及び言語療法士などを含めた従事者が少なく、これらは目下中国で緊急に必要とされている医療人材だ。
オリエントスピーチセラピーの最高経営責任者(CEO)姚秋武氏は、「今回のニューカッスル大学との協力は、中国の言語治療業界が新たな段階へ進むのを推進する重要な一歩です。」と述べている。
中国による世界との人材交流は早くから行われていたが、「一帯一路」構想がこのような交流のために未だかつてない斬新で広範なプラットフォームを提供した。このプラットフォームにおいて、中国による世界との人材交流及び協力は、きっと実り豊かな成果を生み出し、世界に恩恵をもたらすだろう。
(新華社より)
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