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吉林省:「一帯一路」北ラインに新アジア欧州大陸橋を架設
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2017-05-04 10:55:22 | 新華網 | 編集: 王珊寧

 新華網長春5月4日(記者/姚湜)今年以降、中国東北地方、環渤海、華北地区及び日本、韓国からますます多くの貨物が長春に集約され、この地から貨物列車でロシア、ポーランド、ドイツに輸送されている。 シベリア鉄道に沿って架設された新アジア欧州大陸橋を経由し、東北アジアのマルチモーダル交通体系(複数のシステムが一体となった交通体系)が以前は経済が「内向き」だった東北地方の在来産業拠点で一定の規模を形成している。

  4月末のある日、福耀グループ長春有限公司の工場内で、1台のフォークリフトがアウディの中高級車用フロントガラスをひと箱ずつ標準コンテナ2箱に忙しく詰め込んでいた。この48箱分のフロントガラスは「長満欧(長春-満洲里-欧州)」国際貨物輸送列車でドイツ・ハイルブロンに輸送された後、さらにアウディの組立て工場に運ばれる。

 中欧班列(中国と欧州を結ぶ快速貨物列車)の「一員」として、2015年8月から試験運行を開始した「長満欧」(即ち長春、満洲里、欧州という3つの言葉の略称の組み合わせ)列車は、吉林省長春市を始発とし、満洲里の鉄道口岸(通関地点)を経て、ロシア・シベリア、ベラルーシ・ブレスト、ポーランド・ワルシャワを経由して、終点のドイツ・シュヴァルツハイデに到着する。

 この路線を運行している長春国際陸港発展有限公司の王玥董事長(代表取締役)は、線路の全行程は約9800キロメートル、片道の運行時間は14日間で、海上輸送よりも所要日数を20日間以上短縮したと紹介している。

 現在、毎週5便の「長満欧」列車が鉄道口岸から出て、2便が鉄道口岸へ入って来ており、5月中~下旬には鉄道口岸での往復回数が毎週9便の頻度を上回る見通しだ。ますます多くの国際貨物がマルチモーダル交通体系によって「長満欧」列車に接続し、国際間の輸送、転送を完成させている。ボルボ、ファーウェイHUAWEI、コルゲートColgate、サムスン電子、F1 eventといった世界的に有名な企業が「長満欧」路線の顧客となっている。

 税関統計によると、4月末の時点で、「長満欧」列車が輸送を請け負った輸出入貨物は5000標準コンテナを超え、請け負った輸出入貨物の取引価格は1億 1000万ドルを上回り、満洲里口岸から出入国した中欧班列の総輸送量の1/7に達したという。

 また、長春を起点とするもう一つの中欧列車、「長琿欧」(長春-琿春-欧州)も現在建設中だ。この列車は吉林省の琿春口岸から出国し、ロシア極東のスラブヤンカ、ハバロフスクを経由してシベリア鉄道に接続し欧州へと向かう。この路線もスラブヤンカ港を経由して海上輸送により中国の東南沿海や日本、韓国に達し、北東アジア地域の鉄道・海上の輸送ルートを形成することが可能となる。

 

 (新華社より)

 

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新華網日本語

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 新華網長春5月4日(記者/姚湜)今年以降、中国東北地方、環渤海、華北地区及び日本、韓国からますます多くの貨物が長春に集約され、この地から貨物列車でロシア、ポーランド、ドイツに輸送されている。 シベリア鉄道に沿って架設された新アジア欧州大陸橋を経由し、東北アジアのマルチモーダル交通体系(複数のシステムが一体となった交通体系)が以前は経済が「内向き」だった東北地方の在来産業拠点で一定の規模を形成している。

  4月末のある日、福耀グループ長春有限公司の工場内で、1台のフォークリフトがアウディの中高級車用フロントガラスをひと箱ずつ標準コンテナ2箱に忙しく詰め込んでいた。この48箱分のフロントガラスは「長満欧(長春-満洲里-欧州)」国際貨物輸送列車でドイツ・ハイルブロンに輸送された後、さらにアウディの組立て工場に運ばれる。

 中欧班列(中国と欧州を結ぶ快速貨物列車)の「一員」として、2015年8月から試験運行を開始した「長満欧」(即ち長春、満洲里、欧州という3つの言葉の略称の組み合わせ)列車は、吉林省長春市を始発とし、満洲里の鉄道口岸(通関地点)を経て、ロシア・シベリア、ベラルーシ・ブレスト、ポーランド・ワルシャワを経由して、終点のドイツ・シュヴァルツハイデに到着する。

 この路線を運行している長春国際陸港発展有限公司の王玥董事長(代表取締役)は、線路の全行程は約9800キロメートル、片道の運行時間は14日間で、海上輸送よりも所要日数を20日間以上短縮したと紹介している。

 現在、毎週5便の「長満欧」列車が鉄道口岸から出て、2便が鉄道口岸へ入って来ており、5月中~下旬には鉄道口岸での往復回数が毎週9便の頻度を上回る見通しだ。ますます多くの国際貨物がマルチモーダル交通体系によって「長満欧」列車に接続し、国際間の輸送、転送を完成させている。ボルボ、ファーウェイHUAWEI、コルゲートColgate、サムスン電子、F1 eventといった世界的に有名な企業が「長満欧」路線の顧客となっている。

 税関統計によると、4月末の時点で、「長満欧」列車が輸送を請け負った輸出入貨物は5000標準コンテナを超え、請け負った輸出入貨物の取引価格は1億 1000万ドルを上回り、満洲里口岸から出入国した中欧班列の総輸送量の1/7に達したという。

 また、長春を起点とするもう一つの中欧列車、「長琿欧」(長春-琿春-欧州)も現在建設中だ。この列車は吉林省の琿春口岸から出国し、ロシア極東のスラブヤンカ、ハバロフスクを経由してシベリア鉄道に接続し欧州へと向かう。この路線もスラブヤンカ港を経由して海上輸送により中国の東南沿海や日本、韓国に達し、北東アジア地域の鉄道・海上の輸送ルートを形成することが可能となる。

 

 (新華社より)

 

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