雲南省の瀾滄江244番境界標から臨滄港までを結ぶ航路の建設プロジェクトが28日に着工しました。このプロジェクトは東南アジア諸国連合(ASEAN)自由貿易地域と、瀾滄江・メコン河流域の経済発展を促進する、水上交通インフラ建設の重点プロジェクトで、投資総額は22億4000万元に上っています。
竣工後は、雲南省臨滄市から、中国とミャンマーの244番境界標までの418キロの区間を500トン型の船舶が航行することが可能となり、大メコン圏地域(GMS)の接続性が大幅に向上します。
瀾滄江・メコン河は中国、ラオス、ミャンマー、タイ、カンボジア、ベトナムの6か国にまたがっているため、中国がASEAN諸国と文化交流や貿易往来を行う重要なルートとして、古くから使われてきました。中国、ラオス、ミャンマー、タイの4か国は2000年4月に「瀾滄江-メコン河商業航行協定」を締結し、翌年、瀾滄江・メコン河国際航路が開通しました。現在、大型の船舶は洪水期しか航行ができず、さらなる改善が求められています。
(中国国際放送局)
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