新華網北京3月30日（記者/劉秀玲）米国の連邦最高裁判所は27日、数名の在米日本人が「慰安婦」の塑像を撤去するように求めた訴えを却下した。この3年余り続いた訴訟は、原告側が3回、却下されたことで決着した。
在米韓国人団体の推進によって、カリフォルニア州グレンデール市中央公園に2013年から「慰安婦」少女像が設置された。2014年2月、地方団体の「歴史真相国際連盟」と2人の在米日本人が訴訟を提起し、グレンデール市政府による「慰安婦」塑像の設立は、「米国憲法に違反する」、連邦政府の外交事務処置における専属の権利を侵害するなどとして、「慰安婦」塑像の撤去を求めた。
この訴訟は前後してカリフォルニア州の連邦裁判所と米国連邦第9巡回控訴裁判所に却下された。今年1月、原告は米国の最高裁判所に上訴した。
日本の外務省は2月22日、このことについて稀に米国最高裁判所に、「塑像の設置はアメリカ政府も支持する『慰安婦』問題に関する日韓合意の精神に違反する。」、「グレンデール市による『慰安婦』像の設立は、日米の歴史問題における一貫した外交方針に違反する。」と主張した意見書を提出し、最高裁判所が原告の上訴を認めるように求めた。
（新華社より）
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