新華網北京3月29日 日本がフィリピンに初めて貸し出す練習機「TC-90」2機が27日にフィリピンに到着し、引き渡し作業が完了した。
日本とフィリピンは昨年練習機「TC-90」5機の貸与について合意に達している。合意に基づき、フィリピンは日本に毎年約2万8000ドルの貸与料金を支払う。フィリピン側は、他の練習機3機は来年前半に引き渡しが完了する見通しだと伝えている。
フィリピン海軍のLued Lincuna報道官は、フィリピン人パイロット2名と整備員6名が現在日本で練習機TC-90の操縦やメンテナンス面に関する研修を受けていると述べている。
フィリピンのデルフィン・ロレンザーナ国防大臣は引き渡しの式典で挨拶し、これらの練習機は人道援助や救援活動に使われる他に「海上の空からのパトロールや情報監視と偵察」任務の執行に用いられ、フィリピンの海上安全面での能力を増強させるだろうと述べた。
(新華社より)
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