フィリピン現地からの情報によると、ドゥテルテ大統領はパラワンに米空軍基地を建設する計画を否決した可能性がある。同計画は、フィリピン前政権が米国と調印した、防衛協力計画の一環だ。パラワンがフィリピンと中国が南中国海で係争中の島の海域に近いことから、ドゥテルテ大統領は同計画を拒否した。AFP通信が伝えた。
しかしフィリピンのロレンザーナ国防大臣によると、「米比防衛協力強化協定」に基づき、別の2カ所の米軍基地が年内着工となる見通しだ。うちマニラ北部のバサ空軍基地は、中比間で領土主権をめぐる係争が存在する黄岩島に近い。フィリピンメディアによると、ドゥテルテ大統領は前政権が米国と調印した同協定を撤回もしくは改正すると何度も表明しているが、腹心は同協定を維持するよう全力で説得しているという。
(チャイナネット)
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