環境ガバナンス グリーン発展
政府活動報告は、生態環境改善の加速、特に大気質改善の加速は、人民・大衆の切実な願いで、持続可能な発展の内在する要求であるので、青空の防衛戦に断固として打ち勝たねばならないと伝えている。 韓国・湖西大学の全家霖教授は、「報告は大気質のガバナンスなどを含むグリーン発展に対する中国政府の重視を体現している。汚染問題は過去の急速な発展によりもたらされた中国の民衆が直面する長期的な問題で、グリーン発展をいかに実現するかが幅広い注目を集めている。」とコメントしている。
AP通信によると、霧霾(ウーマイ煙霧)をいかに減らすかは今年の中国政府の活動報告の中で最も注目を集めている問題だ。中国政府は石炭火力発電所の超低排出や省エネルギーの改造にさらに力を入れ、風力エネルギー、太陽光エネルギーなどの代替エネルギーを発展させる方法を通じて、青空を取り戻していくと表明している。
仏紙『ル・モンド』のサイトは5日の報道で、「李克強総理は大気質の悪化、それへの対応が不足の方面に対し、必ず厳しく責任を問わねばならないと提起していた。社会全体のたゆまぬ努力を経て、青空が見える日数はきっと年々増えるだろう。また、中国政府は『300万世帯以上の石炭から電気への切り換え、石炭からガスへの切り換えを完成させる』目標も策定した。」と伝えている。
「一帯一路」が各国に恩恵をもたらす
5 日発表された政府活動報告は次のように伝えている。対外開放の戦略配置を更に改善するには、開放型経済新体制の構築を加速し、より深く、より高いレベルの対外開放を推進せねばならない。『一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)』構築を着実に推し進める。グローバルな経済協力を揺るぎなく推進する。
キルギス人の政治学専門家、ヒルアンディ・バクトゥクロフ(音訳)氏は、国際貿易と投資が低迷し、保護主義が台頭する世界経済情勢の大いなる背景のもと、中国は依然として経済のグローバル化のプロセスを揺るぎなく推進し、「一帯一路」構築を引き続き展開し、運命共同体とグローバル経済ガバナンスを提唱して、グローバル化の積極的な発展のために素晴らしい手本を与えたとみなしている。
英国48グループクラブのキース・バーニット(Keith Bennett)副会長は、次のように述べた。中国の「一帯一路」構想は各国と資源配分の効率化を共に高め、市場の深い融合を実現させ、それにより開放的で、包容的、バランスの取れた地域経済協力枠組みを共同で作り出すことを目的としている。この構想はすべての国及び国際・地域組織に向けて開放され、その結果も世界に恩恵をもたらすだろう。
(参加記者:徐海静、楊舟、陳家宝、韓冰、応強、羅娜、倪瑞捷、桂涛、金正、陳序、耿学鵬、安暁萌、陳瑶、張玉亮、陳進)
(新華社より)
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