中国工業・情報化部が12日に発表した情報によると、「『中国製造2025』省・市別指南(2017年)」が作成中で、近日中に印刷・配布される運びとなった。同指南は「中国製造2025」の重点任務と各地の資源を結びつけ、建設の重複を回避し、長所を際立たせることで、中国製造の「新版図」を形成する。
中国工業・情報化部によると、同指南を作成することによって、各地に対して自身の特色・長所を持つ新型製造業体制の構築を加速することを奨励・指導し、地域に合った、鮮明な特色を持つ、地域連動型の、重複による競争を回避する製造業発展の新構造の形成を促す。正確な取り組みを実現し、同一分野への集中を避ける。
同指南は次世代通信技術産業やロボットなど、重点分野に関わる。特に東北・西北地区の省は、比較優位を見つけ、重点産業のモデルチェンジとアップグレードを支持する必要がある。
中国工業・情報化部の苗圩部長は「基礎的条件が整い近いうちに画期的な進展が期待できる中国製造2025重点プロジェクトを率先して始動し、規模・効果が際立った優勢産業基地を建設し、競争力のある特色優勢産業を発展させるよう、東北・西北地区を支持する」と表明した。
苗部長は「工業・情報化部はさらに中西部地区外国企業投資優勢産業リストを発表し、『産業移転指導リスト』を印刷・配布し、国内沿岸部産業の中西部地区への秩序正しい移転を指導している」と述べた。
同指南は発表後も改訂を続け、動的に調整していくことになる。
(チャイナネット)
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