新華網北京3月7日 「利益」、「機会」、「自信」...
国務院の李克強総理は５日、第１２期全国人民代表大会第５回会議で、政府活動報告を行った後、国際社会で相次いで次のような高い評価を得ている。中国経済は安定の中に進歩を求める発展動向において、イノベーション駆動型の発展戦略、持続的に民生を改善する強度、環境対策に懸命に取り組む決意及び対外開放を自発的に拡大する積極的な姿勢などによって、中国の経済と社会の発展をより一層、推進していると同時に、世界の安定と発展のために、より大きなエネルギーを提供し、より大きく貢献している。
安定の中に進歩を求める、イノベーションによる成長
政府活動報告は次のように提起されている。この１年に、我々はイノベーションを継続し、マクロコントロールを強化する中で、経済を合理的なレンジに維持してきた。国内総生産（GDP）の成長率は６．７％に上り、世界経済の成長への貢献度は３０％を超えている。今年の発展に向けた主要予測目標はGDP成長率６．５％前後で、イノベーションによって実体経済のモデル転換とアップグレードを導く。
オーストラリアのシドニー工科大学、オーストラリア・中国関係研究院のジェームズ・ローレンツェン副学長は次のように述べた。中国は今年の経済成長率目標を６．５％としている。この目標に照らして、中国は経済成長を遂げると同時に、GDPに占める債務の割合を大幅に引き上げることはないと考えられる。これは非常に大きな成果で、中国経済と世界経済にとって朗報だ。
フランスのパリ第8大学の中国問題の専門家、ピエール・ピカード氏は中国での改革の全面的深化は２年に及び、不動産市場の投機によるバブルを適切に抑制でき、改革の全面的深化は「表面は静寂だが、底が深い水流」のように進行しており、中国人はますますゆったりと落ち着いているとの見解を示した。
メキシコのイベロアメリカーナ大学、アジア研究センターのアルマンド・アスヤ主任は中国はかつて「世界の工場」と呼ばれたが、独自の技術とブランドを発展させることで、世界の科学技術イノベーションに欠かせないエネルギーなりつつあると述べた。
貧困扶助・貧困脱却、民生改善
政府活動報告は、この１年間に人民の生活は継続的に改善され、農村の貧困者数は１,２４０万人減少した。今年は正確な貧困扶助と正確な貧困脱却を深層から実施し、農村の貧困者数をさらに１,０００万以上減少させると伝えている。 これを受けて、英国４８グループクラブのキース・バーニット副会長は次のように指摘した。近年、中国政府は毎年の活動報告で貧困削減を提起している。世界銀行の統計によると、１９８１年から２０１５年にかけて、中国で国際的に定義された貧困者数は７億２,８００万人が減少したが、この時期に世界の他の地域では計１億５,２００万人が貧困から脱却しただけだ。
ケニア・ナイロビ大学の外交・国際関係学部で講師を務めるマーティン・オングル（音訳）氏は、「中国の貧困削減の仕事が成功したことは、世界にとっての最大の貢献だ。自身の発展と貧困脱却の実現に努めるとともに、中国は依然として世界で戦乱や貧困の苦しみにさいなまれ、痛めつけられた国を心に留めており、特に敬服に堪えない。」と述べている。
ポーランド・ルージ大学経済・社会学部のラファール・マトラー（音訳）主任は、「貧困扶助に関する税収政策の改善を通じて低所得者の負担を軽減することで、貧困人口の数を更に減少し、貧富格差を縮小させたというこの貴重な貧困削減の経験は、他の発展途上国、更には先進国も参考にする価値がある。」と述べている。
