「足元の中国経済に関する一連のマクロデータをみると、景気は概ね上向いてきており、回復基調も鮮明だ。世界経済は不確実性が残るものの、中国市場は巨大で成長ポテンシャルも高いことから、今年も引き続き中高速成長を維持する見通しだ」――ベルギーのオランダ語ニュースサイト「Chinasquare」の編集主幹、楊勇基氏は「経済日報」の取材にこう答えた。
楊氏はこれまでに幾度となく中国を訪問。中国の経済発展について独自の見方を持っており、改革開放以降の経済社会の発展ぶりを高く評価している。
楊氏は取材に対し、「中国はこの数年間で自ら経済モデルの転換を進めるとともに、成長の減速というプロセスも経験した。中長期的にみると、新常態に入った中国経済はこれまで以上に持続可能な発展という理念にかなうものだ」と述べた。
欧州では中国経済の現状を前向きにとらえる見方が主流だが、欧州連合(EU)ではこれまで一部の貿易問題に対し保護主義的な動きがあり、有識者の多くが懸念を示していた。
EUのシンクタンク、アジア研究センターも「経済日報」の取材に対し、「EUは今、内外ともに様々な問題を抱えている。中国はEUに適切に対応できるパートナーになるべきであり、EUの指導部も中国との経済連携を引き続き強化していく必要がある」との認識を示した。
(チャイナネット)
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