大地震で高い建物を反復してゆっくり揺らす「長周期地震動」について、日本気象庁は、発生が予測される地域を緊急地震速報で伝えるシステムを構築する方針を固めた。2017年度からシステム開発に着手し、2018年度以降から運用を始める。日本メディアが伝えた。
緊急地震速報は、地震の揺れを地震計の1地点で検知しただけでも即座に医療機関や鉄道会社などを対象に出される予報と、2地点以上の検知で一般向けに出される警報がある。
日本気象庁は、テレビのチャイム音や携帯電話の警告音とともに伝達されるこの一般向けの警報が出る際に、長周期地震動で大きく揺れると予想される地域名を示す方針だ。震度5弱以上の地震発生が予測される場合に警報を出し、発生時間、震源地、震度4以上の地域名を発表する。
日本気象庁は長周期地震動の揺れの強さを、1-4の階級に分けている。3レベル(立つことが困難)、4レベル(這いながらでないと進めない、揺れにより転ぶ)は、緊急地震速報に含まれる。
気象庁は2013年3月より公式サイトで、長周期地震動の観測情報を発表している。その後2016年4月に発生した熊本地震では、4月15日未明のM6.4の地震で4レベルが初めて観測された。
(チャイナネット)
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