東京電力はこのほど、福島第1原子力発電所2号機の原子炉格納容器内部をカメラによって捉えた画像を分析した結果、放射線量が最大で毎時530シーベルトと推定されると発表した。この線量は数十秒の被曝で人が死亡するレベルとなる。人民日報が報じた。
東京電力は1月末から、2011年の爆発事故で損傷した福島第1原子力発電所2号機の格納容器内を、事故で溶け落ちた核燃料の取り出しに向け、その位置を確認するための調査を実施した。格納容器にロボットを入れるために開けた穴から、カメラを付けたパイプを差し込んで、内部を撮影し、調査が行われた。
カメラには放射線量測定の機能がないため、東京電力は2日に撮影された画像のノイズから逆算して推計した。結果、放射線量が最大で毎時530シーベルトと推定された。この数値は過去最大のもので、これまで最大だった毎時73シーベルトよりもはるかに高い数値となる。
(人民網日本語版)
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