海外旅行に出かける人が増え続けるのにともない、携帯電話ユーザーの国際ローミングによる音声通話サービスの需要も増加している。モバイルサービスプラットフォームの易信がこのほど発表した「2016年易信国際ローミングユーザー利用報告」によると、16年に易信の国際ローミングサービス利用者の受話利用量は前年比105%増加し、架電利用量は同53%増加し、最もよくサービスが利用されたエリアは日本、韓国、東南アジア地域だった。「北京晨報」が伝えた。
易信ユーザー研究センターの分析によると、国際ローミング音声通話サービス利用量の増加の原因として、まず16年に海外観光市場が大いに発展し、国際ローミングが海外旅行の必要ツールになり、利用者の間でニーズが増大したことが挙げられる。次に易信が16年2月に国際ローミング受話機能を打ち出し、7月には中国電信、中国聯通、中国移動の各キャリアに全面対応するようになったことが挙げられる。さらに複数の航空会社と提携し、航空券を買うとサービスの無料利用時間を延長するなどの取り組みが利用を活性化したことがある。
同報告によれば、男性の利用者が通話量で女性を上回り、海外観光旅行中の「発言権」をもつという。国際ローミングサービスは一般的に何らかの問題や事態が発生し、それを解決するために使われることが多く、男性は問題の検討や解決により長けているからと考えられる。女性の利用者は「おしゃべり」での利用が多い。
利用エリアをみると、16年の易信国際ローミングサービス利用者の海外旅行先は近場が主流で、主に日韓と東南アジア地域に集中していた。利用量が最も多かった国・地域はタイで、その後に日本、香港・澳門(マカオ)・台湾地域、米国、シンガポールが続いた。
(人民網日本語版)
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